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タイトルに込めた思い
膨らみはじめた蕾。
これってモデルさんのことっぽいですよね。
でも、実は。「膨らみはじめた蕾」は、モデルさんのことを言っているようでいて、本当は僕自身の内面のことなんです。
ほら、試験に受かったことを「桜が咲く」と言うじゃないですか。
あれと同じで、僕のロリコンという花がつぼみの段階にあるという意味だったりします。
でも、モデルさんのことだと思ってくれたら「シメシメ」って感じではあります、笑。
さて、撮影の前に、いつも台本を書いて臨んでいます。
簡単に言えば、どんな世界観で、どんなシチュエーションで、どんなモデルさんで、どんな空気感を撮りたいかを決めます。(もちろん、天候やモデルさんと話した内容によって変更することもあります。)
今回は「久しぶりに田舎の祖父の家に帰省した際、手持ち無沙汰にしている姪。撮影者である叔父の僕には興味がない」という台本を書きました。
年下だし、姪っ子。興奮してはいけない。
そう自分に言い聞かせながらも、台本を書いている時点で、すでに胸の奥と下腹部がざわついていたのを覚えています。
撮影日は7月でした。梅雨明けしていたにもかかわらず、1週間ぶりの雨が降ったんです。
そこで設定を「外」から「窓をぼんやりと眺めている」に変更しました。僕がカメラを回しているのに気づいても、何とも思わない姪っ子、という形に。
これが大正解でした。ファインダーを覗いた瞬間、心のざわつきはさらに大きくなりました。
雨の音が木造の家を満たしている中、窓の外をぼんやり眺めている後ろ姿。退屈そうな横顔。短いスカートの裾が畳の上で小さく広がっている。
イメージしていた光景だったはずなのに、抑え込んでいたはずのものが、音も立てずに静かに膨らみはじめたんです。
秘めなきゃいけない感情が、少しだけ台本の外側へはみ出してしまった。
まだ完全に咲ききってはいない。境界線の手前で、危うく揺れている蕾のような感覚。見立てでコントロールしているつもりでも、現場に立った瞬間に、コントロールしきれないものが顔を出す。
「この感情は秘めなきゃいけない」
そう感じた瞬間の、自己嫌悪と、抑えきれない高揚が混ざった感覚。
それを一言で表したのが、このタイトルでした。
世界観
雨の日の、田舎の祖父の家。
木造の古い家屋が、雨音をすべて拾って静かに息をしている。手持ち無沙汰な姪が、窓の外をぼんやりと眺めている。
撮影者である叔父の僕には、ほとんど興味を示さない。
退屈そうな横顔。短いスカートの裾が畳の上で小さく広がっている。
撮影の際は、モデルさんに「こんな世界観で撮りたい」と伝えています。
もちろん、成人で同意を得ています。それでも、ファインダーを覗いている最中、ずっと心のどこかがざわついていました。
台本で決めたはずの距離感が、少しずつ崩れていく感覚があった。
女の子





コーディネート



世界観から逆算して服を選びました。
古着屋、フリマサイトを巡り、「これだ」と思える一着に出会いました。
anyFAMのピンク、お花、フリルがあしらわれたワンピース。
可愛いものを、これでもかと詰め込んだ一着です。
インナーはあえてシンプルな無地にしました。
ワンピースの可憐さを最大限に引き出したかったから。
パンツの色まで合わせてグラデーションを作っています。
一見すると地味だったり、下着までこだわる?と思われるかもしれません。
でも、細部にこだわらないと、見立てが崩れる気がしたんです。
千利休は茶の湯を完成させたことで有名ですが大名たちが豪華絢爛な茶の湯とは一線を画すわび茶を完成させました。それは無駄をそぎ落とした引き算の美学、などと言い訳めいたことを考えながらも、本当はただ「これが良い」と思っただけなのかもしれません。その「ただ」が、一番危ういのだと思います。
撮影中の話
カメラを持ったまま
あと一歩近づきたい
VS
これ以上近づいたらダメだ
という自制心が、ずっと戦っていました。
相手が無関心で警戒していない分、どこまでがセーフでどこからがアウトなのかが曖昧なので。
逆にその曖昧さが自分の中の危うい感情を刺激してしまう。
結果として、足は止めているのに、心の方はどんどん近付いていきました。
物理的な距離は保っているつもりでも、感情的には一番危ないところに立っていたなって気持ちです。
備考
【年齢確認済み】
掲載モデルは成人であることを確認済みです。
【権利許諾済み】
本人並びに撮影場所の許可を得て制作・公開しています。


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